LABプロファイルの読みは、英語で、Language and Behavior Profile です。
Language・・・言語
and・・・と
Behavior・・・行動
Plofile・・・人物像
すなわち、相手の言葉と行動から、人物像を読み解いていく方法です。
なお、プロファイリングとは、人物像を分析すること、
プロファイルとは、分析の結果得られた人物像のことです。
プロファイリング(人物像を分析すること)
↓
プロファイルとは、分析によって作成した人物像
↓
すなわち
LABプロファイルとは相手の言葉や行動から分析して得た人物像
・相手の個性に合わせた、伝わる言葉の使い方を学びます。
・人とラポールを築くのが「より素早く」「より深く」なります。
・相手の心に響く「影響言語」を学び、説得力のある言葉の使い方を手に入れます。
・相手に響く言葉の使い方が、その場でわかります。
・各個人の無意識の思考・行動の特徴を知りチームビルディングに生かす。
・広告やセールス、プレゼンなどで、影響力のある言葉を使う。
①カウンセリングやコーチング
②教育
③適材適職診断
④人間関係(相性)診断
⑤企業研修
⑥プレゼンテーション
⑦顧客分析
⑧企業風土、チームの診断
⑨交渉
⑩広告文章
⑪セールス・マーケティング
⑫選挙キャンペーン など
LABプロファイルとメタプログラム
1970年代、NLPの共同開発者たちは、言語学者チョムスキーの「削除」「歪曲」「一般化」といった概念を使って、人がどのように外界の情報を知覚・解釈しながら「心の地図」を作っているのかを明らかにしました。そして、その「心の地図」を自分の意思で操作する方法をつくりあげていきました。
その後、レスリー・キャメロン・バンドラーが、それを応用し、心の地図が、その人の行動パターンの違いとして表れると仮定しました。セラピストとしての経験を通じ、そのパターンとして、約60のパターンを割り出しました。それを「メタプログラム」と名付けました。
さらに、その後、レスリーの教え子であった、ロジャー・ベイリーは、レスリーの作り上げたメタプログラムを、仕事の場面で適用し、実用的な14のカテゴリー36のパターンに集約しました。これが、LABプロファイルとなっていきます。
LABプロファイルは、メタプログラムの進化系
ベイリーが、構築したLABプロファイルは、以下のような多くのすぐれた特徴があります。
①「影響言語」の特定
それぞれの行動パターンを示す人々、「それぞれに響く言葉」があります。この言葉を使用することにより、ラポールを築くことが容易になります。
コーチング、カウンセリング、教育場面ではもちろん、日常や職場でのあらゆるコミュニケーションの場面で、応用ができます。商業場面でも、広告、セールス、採用広告、チームビルディング、組織風土診断、交渉、プレゼンテーションなど、幅広い応用範囲があります。海外では、選挙キャンペーンでも、応用されています。
②「質問項目」の特定
行動パターンを見抜くために、一連の質問項目が用意されています。これにより、パターンの特定が、非常に容易になりました。もちろん、熟達すれば、この質問項目を使用しなくても、会話や行動の観察の中で、行動パターンを特定することができるようになります。
ベイリーからシェリーへ
ロジャーベイリーからLABを受け継いだシェリーは、LABを、広告や人材開発、組織開発など幅広い分野へと展開していきました。そして、ベストセラー『影響言語で人を動かす』を発刊し、さらに、世界中に広げていきます。
LABプロファイルの背景には、NLPの心理分析理論「メタプログラム」があります。
メタプログラムは、私たちが、外の世界と関わるときに、無意識に使っている、強力な「フィルター(心の窓、心のメガネ)」です。
このフィルターによって、外の世界から入ってくる情報は、そのフィルターにあうように調整されます。また、行動する際に、私たちから発信されるメッセージも、フィルターの形にあうように調整されて送り出されます。
この「フィルター」は、人それぞれ異なっていて、独自の形をしています。その結果が、その人の行動パターンの違いとなっていきます。
そして、この、人それぞれ異なる行動パターンの違いを、調べていくのが、LABプロファイリングです。
なお、同じ人でも、状況(コンテクスト)によって、使用するフィルターは異なります。
・LABプロファイル認定コースの目的は、人物をプロファイルできるようになることです。そのため、実習を行います。
・プラクティショナーでは、あらかじめ用意されている、プロファイルシートに基づいて、相手に質問しながら、プロファイルしていきます。
<LABを学ぶ流れ>
①14のカテゴリー 36の言語・行動パターンを学ぶ
↓
②プロファイリングを学ぶ
↓
③相手へのフィードバック方法を学ぶ
・相手の個性に合わせた、伝わる言葉の使い方を学びます。
・人とラポールを築くのが「より素早く」「より深く」なります。
・相手の心に響く「影響言語」を学び、説得力のある言葉の使い方を手に入れます。
・相手に響く言葉の使い方が、その場でわかります。
・各個人の無意識の思考・行動の特徴を知りチームビルディングに生かす。
・広告やセールス、プレゼンなどで、影響力のある言葉を使う。
ロジャーベイリーからLABを受け継いだシェリーは、LABを、広告や人材開発、組織開発など幅広い分野へと展開していきました。そしてさらに、世界中に広げていきます。
著書『WORDS THAT CHANGE MINDS』 は、世界中で出版され、Coach大学、英米の経済学部など、世界の複数の大学で教科書として採用されています。
2010年8月日本でも翻訳が出版されました。
コンサルタントとして、また、講師やスピーカーとしての経歴は華々しいものがあります。
コンサルタントとしての関与先は、OECD(経済協力開発機構)、IBMヨーロッパ、欧州銀行、フランス銀行などがある。
その他、シェリーは、カナダNLP協会の創設者で、初代会長も務めています。
また、カナダ プロフェッショナルスピーカーズ協会の代表も務めています。
カナダ サクセスストラテジー社のHP
http://www.successtrategies.com/
世界のLABプロファイル認定トレーナー一覧
http://www.successtrategies.com/about-us/trainers/
4日間で、LABプロファイルの基本を学ぶ。
【達成目標】
1.LABプロファイルワークシートを用いて、正しい質問ができる。
2.インタビューから、相手のパターンを正しく認識できる。
3.相手に、パターンに関する明確なフィードバックを与え、理解させることができる。
全4日間 28時間
カリキュラム
一つのセクションが、半日(3時間)です。
【セクション1】LABプロファイル概論
【セクション2】動機づけの特徴(1)6つのカテゴリー 12のパターンを学ぶ
①主体性 (主体・行動型/反映・分析型)
②価値基準
③方向性 (目的志向型/問題回避型)
④判断基準(内的基準型/外的基準型)
⑤選択理由(オプション型/プロセス型)
⑥変化・相違対応(同一性重視型/進展重視型/相違重視型/進展重視・相違重視型)
【セクション3】動機づけの特徴(2)実際にプロファイルしてみよう
プロファイル実習
【セクション4】行動上の特徴(1)8つのカテゴリー 24のパターンを学ぶ
①スコープ(全体型/詳細型)
②関係性(内向型/外向型)
③ストレス反応(感情型/チョイス型/冷静型)
④連携(個人型/近接型/チーム型)
⑤システム(人間重視型/物質・タスク重視型)
⑥ルール(自分型/無関心型/迎合型/寛容型)
⑦知覚チャンネル(視覚型/聴覚型/体感覚型/読解型)
⑧納得モード(回数重視型/直観重視型/疑心型/期間重視型)
【セクション5】行動上の特徴(2)実際にプロファイルしてみよう
プロファイル実習
【セクション6】プロファイリング総合実習
オープンフレーム
プロファイリングの技術
コンテクストペインティング
試験対策
【セクション7】認定試験
筆記試験
【セクション8】総まとめと認定式
パフォーマンス-私と反対のパターンを演ずる
プレゼンテーション LABを人に伝える
【料金】
132,000円(税・テキスト・認定証代込)
4日間で、LABプロファイルの応用を学ぶ
達成目標
1.LABプロファイル質問表を参照せずに、LABプロファイルの質問が出来ること。
2.日々のコミュニケーションの中で、質問することなくパターンを認識し、
それに対応したLABプロファイル言語を使って、応答できること。
3.特定のLABプロファイルパターン影響言語を使って、テキストまたはコミュニケーション戦略をつくることができる(例:求人広告)。
4.5つのLABプロファイルを正確に完成させ、少なくとも一つのプロファイルについて、その場で正しいフィードバックを与えることができる。
1日目
●人物像の推定 複雑なパターンの理解
●プロファイリング応用技法(推測と検証、LABを使ったフィードバックなど)
●LABを使った問題解決
2日目
●LABプロファイリングを使ったコーチング
3日目
●LABプロファイルをマーケティングに生かす(広告文の作成、セールストーク、キャッチフレーズなど)
4日目
●LABプロファイルを使ったプレゼンテーション
【料金】
132,000円(税・テキスト・認定証代込)